2019年7月 2020年8月バレエブラン保護者勉強会 その2
DLSのバレエ解剖学の勉強で衝撃を受けて、クラス内容を変更してずいぶん経ちます
悩んでいたのが吹っ切れて、帰国したときに思っていた方法に戻せたという方が正しいでしょうか?
5年生になって、プレトゥを履かせるようにしよう!が、
近所のバレエ教室の子はもうトゥシューズ履かせてもらっているよ、私はいつ履けるの?
の声で、ビジネス競争にずるずる
(NOとハッキリいえる知識がその時にあったなら…)
週3回来ている子にははやくトゥシューズを履かせて、
さらに毎日通う子にはコンクール…
クラス前の床の上でのストレッチはいたしません
before afterの実験は、やります。
(これはこわいですよ…うちの生徒はピタッとストレッチしなくなりました)
走ったり、早歩きといったウォームアップからはじまるクラス
バーレッスンが始まったときに身体も気持ちも集中できています
未就学児童クラスはRADやBCシラバスなどのお話を参考に
お子様の運動発達に合わせた、基本的な全身運動を心がけています
フォーマルなバレエの動きが始まったときに、
結局これが一番の上達への近道だと、腑にストンストンと落ちています
(焦らずに結果をすぐに出そうとせずに見守ってください)
現在活躍をする著名なバレリーナさん達が、留学をして基礎をやり直した…という話はよく聞きます。
私は学生の頃お世話になった先生方に丁寧に基礎を直してもらったことで留学先でも苦労はあまりせずに済みました。
先生方には本当に感謝しております
ただ、ちいさなお子様にはそのお子様の年齢にあったクラス内容が必要です
当時は当たり前だったとはいえ、
今日からバレエ始めます!
の生徒さんの足をかがんで5番にしてまわるのが助手の私の役割だったのです…今考えると恐ろしいです
よくあるあるの(エシャッペ、パッセ、シャンジュマン…)ではなく、
年齢にあった運動発達に合わせた動きから指導する
ターンアウトして、着地ではひねりがないドゥミプリエ、さらに滑らせる技術が必要なエシャッペの前にやることはたくさんあります
RADだと専門的に学ぶグレードの、ポワントレッスンではじめてエシャッペが出てきます。
ルティレ(パッセ)の前にすごく重要な足の位置がある
しっかりと伸びた両脚を空中で取り換える結構難しいテクニック、シャンジュマンの前に、まずはスーブルソー…まずはソーテ…まずはジャンプ
海外留学することが簡単になった今、その生徒さんたちが海外で見てくるものを、
指導する側の我々も学びつづけるべきだと考えています。
「ほら、花づみちゃん、こたえはひとつじゃないのよ!」
「意味のあるクラスをしなさい、なんとなくのクラスじゃ上達しないのよ、生徒さんを上達させるクラスを考えなさい」
すごい先生達に囲まれて口から泡ぶくぶく吹きそうですが、なんとか教師資格がとれるように頑張っています。
(2024/5/9更新)