Qポワントの開始時期はいつですか?
近所のお教室では小学3年生から履かせて貰えるとききました。
はやく履いた方がうまくなるのではないですか?
A
バレエブランでは10-11歳からプレトウシューズを履き、ポワントの準備をしていきます
軟骨では自分の身体は支えられません。
足の指が骨化するのはだいたい12歳ごろといわれています。
この話題は、実は私が20代の頃にはもうバレエ解剖学の本に掲載されていました。
「やさしいダンスの解剖学」セリア・スパージャー著 小川正三 蘆田ひろみ訳 1990年初版
しかし、ここから10年で急速にポワント開始の若年化、コンクールが活発化していきます。
こんなころに、バレエをやっている子に側弯症の症例が多いっていう論文が出たよ…と姉から情報をもらい、そんなはずはない!って憤慨していたことを思い出しますコンクールのためのヴァリエーションだけを繰り返し踊るという偏った訓練で、そういうことは確かに起きるということが分かるようになったのは、
2019年DLSの教師のためのバレエ解剖学を受講してからです。
例えば、
現在の行動が長期的にもたらす影響 (怪我をしたままダンスを続けた結果など) については、考慮することができないそうです。
今けがをしても無理して舞台に立ちたい。踊りたい。というやつ
高校野球のひじが壊れてもいい、この試合で投げたいっ!!ってあれです
保護者の皆様、彼らの気持ちは受け止めつつ、暴走はとめてあげましょう
ポワントワーク以外にも、バレエのトレーニングでやらなくてはいけないことはたくさんあるのです
当時のチェコブルノバレエ団は(今は立派なコンテカンパニー)、白鳥の湖全幕のリハは本番前の4日間しかなかったです。
クラシックのレパートリーはわかっていて当然という扱いだったのでしょう
どうしましょう?
コンクール用のヴァリエーションしか、Youtubeで観たことがなかったら…